「身に付けたい物」「クロスバイクに取り付けたい物」に続き、今回はメンテナンスグッズのお話です。
メンテナンスグッズについては過去記事「クロスバイクを買いに行こう②」で空気入れ、パーツクリーナー、ウエス、潤滑油の4つは既に紹介しているので、今回はその4つ以外のおすすめアイテムを紹介します。
- クロスバイク初心者
クロスバイクは日頃のメンテナンスが必要
クロスバイクは買ったらそのままの状態で良いというわけにはいきません。
乗り続けているうちに汚れたり、部品が消耗したり、調子が悪くなったりします。
そのため、良いコンディションを保つために日頃のメンテナンスは必要です。
汚れは放置しておくと見た目が良くないだけでなく、部品の寿命を縮めることもあるので、掃除はまめにやるようにしましょう。
工具
部品交換や調整などで必要になります。
自転車専用工具も含めるとかなりの種類がありますが、最低でも六角レンチとプラスドライバーは持っていた方がいいです。
この2つは自転車に限らず色々な場面で使い道があるので、しっかりした物を持っていると今後役に立ちます。
六角レンチ
自転車部品のほとんどは六角穴付きボルトで固定されているため、これが無いと話になりません。
ブランドや見た目を気にしなければ安い物でも問題ありませんが、以下の2つの条件を満たした物が使いやすいです。
- ある程度の長さがあること
- 長い方の先端が丸くなっている物であること
まず長さですが、短すぎると力(トルク)が入りにくいため、ある程度の長さがあった方が使いやすいです。
そして先端が丸くなっていると、少し斜めに差し込んだ状態でもボルトを緩めたり締めたりできるので作業がしやすくなります。
プラスドライバー
自転車部品の中にはプラスネジで固定されている物もあります。
また、ディレイラーの微調整はプラスネジを回して行うので、プラスドライバーが必須になります。
自転車用であれば以下の条件に合うものがおすすめです。
- ヘッドサイズは2番
- 軸の長さは100mm程度
- グリップは適度に太さがあり、滑りにくい素材の物
- ヘッドの先端が磁石になっている物
私はHOZANの電工ドライバーを使っています。
これは元々パソコンの組み立てのために購入したもので、軸の長さが150mmと長めですが非常に使いやすいです。
(自転車に使うのであれば100mmの方がいいと思います。)
タイヤレバー
タイヤ交換やパンク修理で必要になります。
これが無いとホイールからタイヤを外すことが出来ません。
タイヤ交換やパンク修理は店でやってもらうことも出来ますが、タイヤはある程度走ったら交換が必要ですし、パンクは自転車に乗っている人であればいつかは遭遇するトラブルです。
そういうわけでタイヤ交換やパンク修理は自分で出来るようになりましょう。
私はフォグリアのタイヤレバーを使っています。
他のメーカーの物を使った事が無いので、良いのか悪いのか分かりませんが、特に不満はありません。
ネット上の色々な方の意見を見てみると、パナレーサーとシュワルベの物が好評みたいです。
値段もそれほど高くもないので、タイヤを交換する機会があったら試してみたいと思います。
工具セット
部品交換やカスタマイズを自分出やしたいのであれば、スプロケット外しやチェーンカッターなどの自転車専用工具も必要になります。
1つずつ揃えてもいいですが、必要な工具が一纏めになったセットがあるのでそちらを購入した方が簡単です。
専用の工具箱も付いているので収納も楽です。
安いセットだと各工具のクオリティはあまり良くないですが、このセットがあれば自転車に関するほとんどの作業は出来るようになります。
メンテナンススタンド
メンテナンススタンドは駐輪のためのスタンドではなく、その名の通りメンテナンスのためのスタンドです。
これを使うと後輪を持ち上げて回せる状態で自転車を停めることが出来ます。
後輪を回せる状態で停めて置けるので、ディレイラーの調整や注油などの作業がしやすくなります。
私はこちらのフレームに引っ掛けるタイプを使用しています。
作業用手袋
自転車の部品はほとんどが鉄製でしかも油が着いているため、素手でメンテナンス作業をすると滑りやすい上にケガをする恐れがあります。
そして手も油で汚れるので洗うのが大変です。
作業をする時は必ず手袋をしましょう。
手袋は布製で手のひらに滑り止めの加工がされている物が最適です。
洗浄液
外を走っていれば当然自転車も泥などで汚れてきます。
フレームの汚れの場合、水だけでもある程度汚れは落とせますが、専用の洗浄液があればさらにキレイにすることが出来ます。
私は「フィニッシュライン・スーパーバイクウォッシュ」を使っていますが、フレームに吹き付けて水で流した後拭き取るだけでキレイになります。
量も多くガンガン使えるのでお買い得です。
チェーン洗浄器具
自転車の部品で一番汚れるのは間違いなくチェーンです。
オイルが付いているため、そこに砂などの付着しやすいからです。
チェーンは軽度の汚れであれば、パーツクリーナーを吹き付けてウエスで拭くだけで落とせますが、頑固な汚れの場合はブラシを使いたいところです。
100円ショップの歯ブラシでもいいですが、チェーン専用のブラシならより掃除がしやすいです。
チェーン洗浄機という物もあります。
ディグリーザー(洗浄液)を入れてチェーンにセットしペダルを逆回転させると、チェーンの動きに合わせて中のブラシが回転してチェーンの汚れを落とすという代物です。
準備と後始末が面倒くさいのが難点ですが、チェーンが非常にキレイになります。
メンテナンスブックも買っておくといいかも
クロスバイクのコンディションを保つために定期的なメンテナンスは欠かせませんが、初めのうちは何をすればいいのか分かりませんし、やり方を間違えるとかえって調子が悪くなったりすることもあります。
今はネットで検索すれば何でも出てくる時代ですが、メンテナンスの本を一冊持っていると何かあった時にすぐ調べることが出来ます。
簡単なメンテナンスから始めてみよう
今回紹介したアイテムと前に紹介した空気入れ、パーツクリーナー、ウエス、潤滑油があれば大体のメンテナンスは出来るようになると思います。
まずは洗車やネジの緩みの確認などの簡単なメンテナンスからやってみましょう。
そして慣れてきたら部品の調整や交換などにもチャレンジしてみてください。
部品の交換や調整が自分で出来るようになれば工賃がかかりませんし、カスタマイズも出来るようになります。