自分の部屋を片付けていたところ、昔使っていたルアーがたくさん出て来ました。
はじめは捨ててしまおうかと思いましたが、塗装の練習も兼ねてルアーのリペイントをやってみようと思いました。
リペイントをするためには元の塗装を剥がさなければならないのですが、調べたところ塗装剥がしは意外と簡単に出来るらしいのでチャレンジしてみました。
- ルアーのリペイントをしようと考えている人
用意する物
今回の作業では以下の物を使用します。
今回塗装を剥がすルアー
当たり前ですがこれが無いとどうにもなりません。
今回塗装を剥がすルアーは20年以上前に買ったボーマーのロングA(15A)です。
ボディ内部にゴールドのプレートが入っており、カラーは背中がグリーンでお腹がオレンジです。
昔このルアーでバスを狙っていたら60cmくらいのコイが釣れたのは覚えています。
シンキングペンシルに改造しようと思いリップを取ってしまったのですが、辞めておけば良かったと後悔しています。
今回塗装を剥がすついでにリップも修復します。
イソプロピルアルコール
塗装を剥がすのにイソプロピルアルコール(以下IPAと略)使用します。
カー用品店で売られているエンジンの水抜き剤は主成分がIPAです。
燃料用アルコールもIPAですが、水抜き剤が近くのホームセンターで売っていたので今回はそれを使用しました。
ジッパー付きのビニール袋または密閉できる容器
ルアーをIPAに浸ける際に使用します。
IPAは揮発性が高い上に有毒なので、密閉できる物が必須です。
密閉できる容器なら何でもいいですが、ジッパー付きビニール袋の方がIPAの量を節約出来ます。
今回はジップロックを使用しました。
塗装剥がしの手順
作業の手順の紹介です。
この作業で使うIPAは有毒で揮発性が高いので、出来れば屋外で作業をした方がいいです。
フックとスプリットリングを外す
まずルアーに付いているフックとスプリットリングを外します。
特にジッパー付きビニール袋を使う場合はフックで穴を空けてしまう恐れがあるので必ず行います。
後で行う塗装の工程でも邪魔になるのでフックをそのまま付けておく理由がありません。
ジッパー付きビニール袋(または容器)にルアーを入れる
容器にルアーを入れます。
IPAを入れ1週間ほど浸けておく
容器にIPAを入れ密閉します。
IPAの量はルアー全体が浸かる最小限の量でいいと思います。
後はこのまま1週間ほど放置します。
塗装を剥がす
最初の2日くらいは全く変化が無かったので心配しましたが、1週間ほどするとこのように塗膜が浮いてきました。
このように浮いた塗膜は爪で簡単に剝がせます。
細かい所はデザインカッターなどを使うといいです。
塗装を剥がしたついでにUVレジンでリップも修復しました。
リップの修復方法は過去に紹介した方法と同じです。
まとめ
初めてルアーの塗装剥がしにチャレンジしましたが、日数はかかるもののキレイに塗装を剥がすことが出来ました。
ただし今回紹介した方法には欠点もあります。
実はロングA以外にもいくつかルアーをIPAに浸けてみたのですが、塗装が全く剥がれない物もありました。
どうやら塗料や塗装方法によってはこの方法は使えないようです。
その場合はヤスリなどで地道に削って落とすしかないのかもしれません。
最後にこの塗装を剥がしたルアーですが、この後どんな色にするのかまだ決めておらず現在考え中です。