先日クロスバイクをフロントシングルに戻したのですが、その時にとある問題を発見しました。
フレームにキズが付いていたのです。
白やシルバーのフレームなら目立たないかもしれませんが、私のクロスバイクのフレームは黒なので非常に目立ちます。
走行に支障が出るような物ではありませんが、なるべく見た目はキレイにしておきたいので修復してみることにしました。
・自転車のフレームの傷を目立た無くしたい人
フレームに傷を付けてしまった理由
そもそもなんでこのキズが付いたのかという事ですが、原因は私がフロントディレイラーの取り付け方を誤ったからです。
フロントディレイラーを取り付ける場合、先に樹脂のスペーサーをフレームに取り付けてからディレイラーを取り付けるのですが、そのことを知らずに直接ディレイラーを取り付けてしまいました。
部品を取り付ける際は箱に入っている物を全て確認し説明書をちゃんと読んでから作業をするべきだという事を痛感しました。
用意した物
今回作業に使った物の紹介です。
新品同様に修復する場合はもっと色々な物が必要となりますが、今回は遠目で見て分からないレベルの補修なので簡単です。
耐水サンドペーパー
キズの凹凸を減らしたり、後述するパテを削るために使います。
番手は800、1000、1200、1500の4種類を用意しました。
パテ
キズを埋めるのに使います。
ホームセンターのカー用品売り場で購入したのですが、間違えて樹脂用の物を購入してしまいました。
しかし今回のキズの補修はこれでも十分に出来ました。
ただ本来なら金属用のパテを使った方が良いと思います。
補修用タッチペン
塗装に使ったのは車のキズ補修用のタッチペンです。
形状がマジックのようになってますが、蓋に小さい刷毛が付いていてそれで塗る感じです。
スプレーだと使い切れずに大量に余ってしまうのでこのタイプにしました。
クルマの場合、同じ黒でも車種によって結構色が違ったりするため何種類もあるですが、小さいキズに塗る程度なら違いがほとんど分からないので適当な色を選びました。
ピカール
液状の研磨剤です。
番手で言うと4000番相当になります。
最後の仕上げに使いました。
作業の流れ
ここでは実際に行った作業の流れを紹介します。
パテ硬化時間や塗料の乾燥時間を加えると数時間かかりますが、作業自体はとても簡単です。
サンドペーパーでフレームの凹凸を減らす
耐水サンドペーパーの800番で傷のある個所を削ります。
フレームはアルミなので簡単に削れます。
パテで傷を埋める
傷のある部分にパテを埋めます。
後でサンドペーパーで削るので多めに盛ります。
サンドペーパーで均す
パテが乾いたらサンドペーパーで余分なパテを削ります。
サンドペーパーは1000番と1200番を使用しました。
フレームのクリアコートも削ってしまったので白っぽくなりましたが、後ほど磨くので問題ありません。
タッチペンでパテで埋めた箇所を塗る
タッチペンでパテ埋めした箇所の周辺を塗ります。
サンドペーパーで塗装部分を均した後ピカールで磨く
塗料が乾いたらサンドペーパーで磨きます。
使用したサンドペーパーは1200番と1500番です。
塗装した箇所だけでなくクリアコートが白っぽくなっている部分も磨きます。
最後にピカールを布に付けて磨けば完了です。
まとめ
今回の補修についてですが、近くでよく見ればキズの場所がなんとなく分かりますが、遠目に見た分には分からないレベルになりました。
キズを埋めたことを知らない人が見た場合は気付かないかもしれません。
面倒なので今回はやりませんでしたが、塗装の工程をスプレーかエアブラシで行い、さらに上からクリアを吹き付けて磨けばもっとキレイに仕上がると思います。