前回新しいPCケースを購入した話をしましたが、今回はそのケースに今使っているPCのパーツを移し替えた話になります。
パーツを移し替える前にドレスアップのためケースのファンを交換してみました。
・PCの見た目を変えたい人
PCケースのファンを交換する
今回購入したケースにもファンが付いていますが、光らない120mmのファンが前後に1個ずつ付いているだけで非常に地味なので、光るファンに交換します。
RGBファンは色々なメーカーから出ているのですが、今回はINWINのJupiterという物にしました。
このファンですが、LEDの球数が少なかったり回転数が上がるとちょっとうるさかったりと良いとは言えない部分もあります。
しかし3個入りでしかもRGBコントローラー付きで4000円くらいで買えるので、手軽にドレスアップが出来ます。
値段を考えれば上に挙げた問題点は個人的には許容範囲です。
交換作業ですが、まず元々ケースについていたファンを外します。
今回の作業では以前紹介したベッセルの電動ドライバーが活躍してくれました。
あとは向きに注意して新しいファンを取り付けるだけです。
後述する自分のPCの構成ならフロントファンは1個でも冷却性能に問題はありませんが、見た目重視でフロントは3つにしました。
リヤのファンも同様に取り付けます。
電源とRGBのケーブルは目立たないようにケースの裏側に引き出しました。
パーツを新しいケースに移行する
ファンの取り付けが終わったのでいよいよケースにパーツを組付けていきます。
使っているパーツの紹介
前のケースからパーツを取り出したついでに、パーツの紹介をしたいと思います。
一部を除き現在は販売されていない古いパーツである上に面白みの無い構成ですが、私の用途なら現在でも全く不満なく使えますし、壊れなければあと数年は使えそうな気がします。
CPU
心臓部のCPUはAMD Ryzen7 3700Xです。
現在最新のAMD製CPUの2世代前のモデルになりますが、今でも特に不満はありません。
マザーボードのBIOSをアップデートしたことで1世代前のRyzen5000シリーズが使えるようになったので5700Xに換装しようか迷いましたが、私の用途では性能差を体感出来なそうなので辞めておきました。
メモリ
メモリはCrucialのBallistixというモデルのRGB対応の物です。
DDR4の3200MHzで容量は16GB(8GB×2)です。
今回メモリの容量を増やそうか迷いましたが、現状の16GBでも問題無く動かせている上に同じモデルが現在販売していないためそのままにしました。
マザーボード
マザーボードはASUSのTUF B450-PLUS GAMINGです。
SSD
元々Western Digital SN550を使っていましたが、先日購入したKIOXIAのEXCERIA G2にデータをコピーしたのでそれを取り付けます。
グラフィックボード
MSIのVENTUS 2Xというモデルです。
GPUはGeForce RTX 3060でメモリは12GBです。
構成部品の中では新しい物で半年くらい前に購入しました。
画質に拘らなければほとんどのゲームは問題無く遊べますし、動画編集やAIイラストの作成も出来ます。
買ったばかりで性能面で不満も無いので流用します。
電源
電源はANTECのNE 650 GOLDです。
現在は知りませんが、数年前は電源はこれ買っとけば間違いないと言われていた代物です。
4年以上経ちますが不具合も起きていませんし、容量も現在の構成なら650Wで十分足りるのでこれも流用します。
CPUクーラー
CPUクーラは少し前まで定番だったScytheの虎徹MarkⅡです。
ファンだけ別の物に交換してあります。
冷却性能に不満はありませんし、CPUの変更も無いため流用します。
HDD
以前はWestern Digitalの4TBのHDDを内蔵していましたが、他のPCでもデータを使いたいのとHDDの配線作業が面倒なため、4TBのSSDにデータをコピーし外付けSSDとして使うことにしました。
そのためケースには取り付けません。
パーツの移行作業
外したパーツを組付けていきます。
前のケースと構造がほぼ同じなので、特に苦労することなく作業が出来ました。
まずケースの下に電源を取り付けます。
この辺は最近のケースならどれも大体同じです。
昔みたいに電源を上部に取り付けるケースは現在はほぼ無いと思います。
元々付いていたSSDを外します。
そのままだと外せないので一旦CPUクーラーを外しました。
新しいSSDを取り付けます。
前のSSDにはヒートシンクを付けていましたが、大して効果が無さそうだったので今回は付けないことにしました。
CPUを外したついでにCPUグリスを塗り直しました。
グリスの塗り方は色々ありますが、今回はCPU外周にマスキングテープを貼ってグリスを塗り広げる方法でやってみました。
冷却性能は他の塗り方と差は無いと思いますが、この方法だとグリスがはみ出て汚れるのを防げます。
CPUクーラーを再び取り付けます。
ケースに付けたファンが2つ余ったので、その内の1つをCPUクーラーに取り付けました。
マザーボードをケースに取り付け、さらに電源とケースとファンのケーブルをマザーボードに取り付けます。
ケースの裏側にファンに付属していたRGBコントローラーを取り付けます。
マザーボードにA-RGBの端子があれば必要無いのですが、現在使っているマザーボードには無いので使うことにしました。
このコントローラーはマグネットで簡単に取り付けられました。
これにファンから出ているA-RGBの端子を繋ぎます。
配線をまとめます。
今回はHDDが無いので配線作業がだいぶ楽になりました。
あまりキレイではありませんが、パネルを閉めてしまえば見えないので個人的にはパネルが無理なく閉まれば良しとします。
最後にグラフィックボードを取り付ければ作業完了です。
早速電源を入れてみましたが、問題無く起動しました。
ファンが同じ物で統一されているので見た目も思った以上に良くなりました。
まとめ
大分前にケースを購入して長い間放置していましたが、ようやくパーツを移行することが出来ました。
中のパーツはほぼ変わっていないので性能が良くなった訳ではありませんが、見た目が大きく変わったため新鮮な気持ちになれました。