前回小物釣り用のおすすめルアーとしてスミスのスクリューテールグラブを紹介しました。
もし「他に何かない?」と聞かれたら、定番すぎて面白くないかもしれませんがこのエコギア・グラスミノーSをおすすめします。
- アジやメバルなどの小物用のルアーに興味がある人
グラスミノーSとの出会い
グラスミノーSを使い始めたのはもう25年以上前になります。
グラスミノーを含めたエコギア・パワーワームシリーズは1993年に釣りエサでおなじみのマルキューから発売されました。
その時期にたまたま買った釣り雑誌にエコギアの記事があり、ワームでアイナメやカサゴなどの海の魚が釣れることを知り興味を持ちました。
当時は海のルアーフィッシングは今ほどメジャーではない上に、ワーム=バス用ルアーというイメージが非常に強かったため私にとっては衝撃だったのです。
そして近所の釣具屋に行き、グラスミノーSのピンクグローとチューブのパールホワイトを購入しました。
これらを選んだ理由は、
グラスミノーS:カサゴ狙いのため大きさ的にちょう良さそうだったから。
チューブ:形が漁師が使うタコベイトにそっくりで何となく釣れそうだから。
とかなり適当です。
また、カラーについても「夜釣りだから派手な方が目立って良いんじゃね?」という理由で店にあったものの中から一番派手そうなものを選びました。
そして当時から現在に至るまでカサゴをはじめいろいろな魚を釣り今も使い続けています。
私のお気に入りポイント
前回紹介したスクリューテールグラブとかなり被っていますが大体こんな感じです。
いろいろ釣れる
これについては説明不要だと思います。
海ではジグヘッドを付けて沈めておけば何かしら釣れるイメージがあります。
大きいサイズは狙えませんが、バスなどの淡水魚も釣れます。
素材に味と匂いがあるせいか沈めておくとワームより小さい小魚も寄ってきて突っついたりしています。
ただし味と匂いは諸刃の剣でもあり、海ではフグにかじられやすいという欠点があります。
素材が丈夫
とにかく素材が丈夫でちょっとやそっとでは千切れたりしません。
また、多少裂けてもライターで炙ればまた使えます。
でもフグにはかじられます(笑)
安い
スクリューテールグラブほどではないですが、こちらも十分安いです。
前述の素材の丈夫さも相まってお買い得感が際立ちます。
大体どこでも売っている
エコギアは釣りエサのマルキューから派生したブランドのためか、ルアー用品をあまり置いてないような漁港近くの小さな釣具屋などでも結構置いてあります。
さらにスーパーやホームセンターなどのスポーツ、アウトドア用品売り場で売っていることもあります。
現在はAmazonや楽天などのネット通販があるため昔ほど重要ではなくなりましたが、入手しやすいという利点は大きいと思います。
おすすめの使い方
パッケージの裏面にはジグヘッドリグとスプリットショットリグが紹介されています。
この2つでも十分だと思いますが、参考までに私がよく使うリグを下記に紹介します。
※パッケージ裏面に「ノーシンカーリグ、ダウンショットリグ、キャロライナリグも効果的」と書かれていますが、Sサイズではノーシンカーリグは正直厳しいです。(重量がなく投げづらいため。)
試したことはないですが、表層を狙うのならメバキャロがいいかもしれません。
ジグヘッドリグ
やはり基本はジグヘッドリグになります。
中層を狙う場合は一定の速度で巻いてくるだけで十分です。
底を狙うときはボトムバンピングで狙います。
このワームはテールのブルブルとしたアクションが売りなので、テールがよく動くように大きめに動かしてあげましょう。
そして底に着いたら少し止めておくと、その間に喰ってくることがよくあります。
テキサスリグ
パッケージには書かれていませんが、テキサスリグもおすすめです。
使い方はジグヘッドリグで底を狙うときと同じです。
根掛かりが多いところではこちらの方が使いやすいです。
スクリューテールグラブとの使い分け
グラスミノーSはスクリューテールグラブ1.5インチに比べボリュームがあり、アクションも激しいので魚に対するアピール力が高いと考えています。
そのため魚の居場所が掴めない場合や、普段より水が濁っていて(魚にとって)視界が悪そうな時は、より広範囲にアピールできそうなグラスミノーSを使っています。
そしてグラスミノーSでアタリがあるけど掛からない場合は、ボリュームダウンしたスクリューテールグラブ1.5インチにチェンジします。
ロングセラー商品は強い!
グラスミノーSはエコギアシリーズの最初期から存在し、今でも売れ続けるだけのことはあります。
※間違っていたら申し訳ありませんが、グラスミノー以外で最初期からあるものはミノー5 1/2インチのみと記憶しています。
ルアーに限った話ではありませんが、ロングセラー商品というのは後発の新商品が出てきても消えることなく多くのユーザーに支持され続けている実力派です。
そのため私は物選びで困ったらロングセラー商品を選ぶようにしています。
ただし、ロングセラー商品ばかり選んでいると自分の価値観が古いままになってしまうので、新しいものに手を出してみることも大事だと思います。