アクアリウム

【アクアリウム】水生植物の植え付け~メダカの引越し準備~

前回プラ舟を設置し水を入れたところまでお話ししました。

メダカを入れられる状態になるのに時間がかかるので、先に水生植物を植えることにしました。

水生植物が無くてもメダカを飼うことは出来ますが、水生植物があるといろいろなメリットがあるのでぜひ植えてみてください。

水生植物を植えるメリット

「じゃあ水生植物を植えると何がいいの?」という話ですが、私が思いつくだけでも以下のようなメリットがあります。

飼育環境の見た目が良くなる

植物を植えることで殺風景なプラ舟が華やかになります。

また、植物が成長することで飼育環境の見た目の変化を楽しむこともできます。

日除けになる

成長して生い茂った葉は天然の日除けになるので、夏の水温上昇を防ぐのに役立ちます。

メダカの隠れ場所になる

メダカを飼っている人ならわかると思いますが、メダカはよくケンカをします。

植物は弱いメダカの隠れ場所になります。

また、生まれたばかりの子メダカは親メダカに食べられてしまうこともよくあるのですが、植物が避難場所になるため子メダカの生存確率が上がります。

メダカの産卵床になる

メダカは植物の葉や根に卵を産み付けるので、植えた植物が産卵床になります。

いろいろな生き物が集まる

植物を植えるといろいろな虫が集まり、さらにその虫を狙ってもっと大きい虫やカエルなども来るようになります。

いろいろな生き物が集まることによって飼育環境が賑やかになります。

また、アブラムシはメダカのエサにもなります。

虫が嫌いな人にとってはデメリットかもしれませんが。

どんな水生植物がいいか?

ホームセンターや園芸店で売られている水生植物であればどれを選んでもOKです。

葉や花の形を見て自分の好みの物を選びましょう。

今回植えてみた水生植物

今回植える植物についてですが、毎年植えている物も含めて以下の物を植えてみることにしました。

プラ舟のサイズが今年から大きくなったので、植物の種類を今後増やしていく可能性もあります。

ホテイアオイ

細かい根がメダカの産卵床に最適なため、メダカ飼育の定番植物になっています。

浮草なので鉢植えの必要がなく浮かべておくだけなので簡単です。

冬になると枯れてしまうので毎年購入しています。

ナガバオモダカ

こちらもメダカ飼育の定番植物です。

小松菜みたいな葉で白い花が咲きます。

育てるのも非常に簡単で横に茎を伸ばしてどんどん増えます。

2年ぶりに植えてみることにしました。

ウォーターポピー

今回初めて購入しました。

ポピーに似た黄色い花が咲くそうです。

初めて育てるので上手く育つか不安です。

シラサギカヤツリ

ミニパピルス以外に背丈のある植物が欲しかったので購入しました。

飛んでいる白鷺のような形の花が咲くらしいので楽しみです。

こちらも初めて育てるので上手く育つか不安です。

ミニパピルス

名前の通り小さいパピルスです。

普通のパピルスは非常に大きくなりますが、こちらはプラ舟にぴったりのサイズです。

3年前に植えた物ですが、冬でも枯れることなく越冬します。

草丈がありレイアウトに立体感が出るため結構気に入っています。

そのため今年も植えることにしました。

植え付け時の注意点

植物の植え方についてですが、鉢植えの状態で売られている物であればそのままプラ舟に沈めればOKです。

ビニールポットに植えてあるものは鉢に植え替えましょう。

特に難しいことはないのですが、過去に失敗した経験から注意するべき点を以下に挙げておきます。

大きめの素焼きの鉢に植えること

水生植物はビニールポットに植えられた状態で売っていますが、このままでは窮屈で根が張り辛いので大きめの植木鉢に植え替えましょう。

植木鉢はプラスチックの物と素焼きの物がありますが、プラスチックの鉢は軽いため株が大きくなると風が強い時に倒れやすいです。

そのため、重さがあり安定感がある素焼きの鉢がおすすめです。

ちなみに鉢を使用せずにプラ舟に土を入れて直接植物を植える方もいます。

直植えすると自然の池のような感じになり見た目はいいのですが、手入れが大変なので注意が必要です。

水生植物はよく水洗いすること

購入した水生植物にはアオミドロ(藻)やスネール(巻貝)などが付いていることがあります。

それらが飼育環境に入ってしまうと、あっという間に増殖します。

メダカに害はありませんが見た目が良くないですし、一度入ってしまうと取り除くのが非常に困難です。

それらを持ち込まないようにするために、事前にしっかりと水洗いしましょう。

私の経験談ですが、昨年購入したホテイアオイの根にタヌキモが付着していたらしく、プラ舟内の全ての植物にタヌキモが絡みついてエライ目に遭いました。

土は赤玉土か水生植物用の土を使うこと

植え替えに使う土は赤玉土か水生植物用の土を使うようにしましょう。

植物の根も張りやすく水も濁りにくいです。

園芸用の培養土は水に浮く物(木のくずなど)が多く含まれているため水面がゴミだらけになります。

また、荒木田土を使う方もいますが水が濁りやすく、栄養分が豊富でアオミドロが発生しやすいので個人的にはおすすめしません。

肥料は化成肥料を使うこと

水生植物に使う肥料は必ず化成肥料を使うようにして下さい。

油かすや牛ふんのような有機肥料は腐敗して悪臭を放つので避けましょう。

(試したことはありませんが、発酵油かすは問題ないと聞いたことがあります。)

私の場合は赤玉土に園芸用の化成肥料を少量混ぜていますが、本来は水生植物用の肥料を使った方がいいと思います。

人によってはメダカの飼育よりハマるかも

鉢に植え替えた水生植物をプラ舟に沈めて作業は完了です。

もうしばらく様子を見て問題無いようならメダカを移したいと思います。

私の場合はあくまでメダカの飼育がメインで植物はおまけという感じですが、中にはメダカの飼育よりも植物の育成にハマってしまう人もいます。

今は水生植物の選択肢も豊富にありますので、レイアウトを考えてみるのも面白いかもしれません。

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