釣りには色々な結び方がありますが、今回はTノットというちょっと変わった結び方を紹介します。
実は私もつい最近までYoutubeで偶然見つけるまでこの結び方を知りませんでした。
試しに使ってみたところ結構良かったので、紹介しようと思った次第です。
釣りの本でも見たことがありませんし、ネットで検索してもあまり出てこないので、知っている人は少ないんじゃないかと思います。
- 枝針仕掛けに最適な結び方を探している人
Tノットとは?
![](https://hanotaka.com/wp-content/uploads/2021/11/8efd201a737a86533fc2e3a3d1fb26a2.jpg)
Tノットは上の写真のような結び方です。
釣り糸だとわかりづらいので、見やすいようにロープで結んでみました。
名前の通り結び目がT字になります。
Tノットの結び方
ここではTノットの結び方を紹介します。
最初に覚えるべき2つの結び方
まずTノットの結び方に入る前に覚えておかなければならない2つの結び方があります。
この2つが出来ないとTノットは出来ませんので、頑張ってマスターしてください。
サージェンスループ改
![](https://hanotaka.com/wp-content/uploads/2021/11/7c212fc16e50cb15e1ec035bacba9e7b.jpg)
1つ目はサージェンスループ改です。
名称は私が勝手に付けました。
![](https://hanotaka.com/wp-content/uploads/2021/11/a1db5c387c3808a2c02b9b1d8655a2fc.jpg)
通常のサージェンスループは輪の中に糸を2回くぐらせますが、これはそのくぐらせる回数が3~4回に増えただけです。
これは簡単に出来ると思います。
ヨリチチワ結び
![](https://hanotaka.com/wp-content/uploads/2021/11/cbe8bc3024841dc6c2c6e089523cbfef.jpg)
2つ目はヨリチチワ結びです。
上の写真の様に横向きにチチワを作る結び方です。
![](https://hanotaka.com/wp-content/uploads/2021/11/31c711b5d936204d52082b220f7092d8.jpg)
枝針仕掛けを作るときに役立ちます。
Tノットは2つの結び方の合わせ技
察しの良い方なら既に気付いているかもしれませんが、Tノットはこの2つの結び方を合わせた物です。
![](https://hanotaka.com/wp-content/uploads/2021/11/8154a8bc2765a0a3ee7358b908b280c9.jpg)
まずサージェンスループ改で輪を作り、その後ヨリチチワ結びをするという感じです。
2つの結びの結び目が合わさりT字になれば完成です。
Tノットの使用例
「こんな結び方一体何に使うんだ?」
と思う方もいると思います。
ここでは私の使用例を紹介します。
![](https://hanotaka.com/wp-content/uploads/2021/11/92507b7f24efd6cd26bd6bf0b26177d5.jpg)
まずこのように横向きのチチワをカットします。
![](https://hanotaka.com/wp-content/uploads/2021/11/c43a3f56fa435bc62e41a1250c827ad6.jpg)
あとは横に伸びた糸に針、下に伸びた糸にオモリを結べば簡単な枝針仕掛けが出来上がります。
Tノットで作られた横向きの糸は絡みにくいので、枝針を作るのにおすすめです。
![](https://hanotaka.com/wp-content/uploads/2021/11/51d6d35bf79a58739159daeee57ad166.jpg)
もちろんチチワをカットせずに環付きの針を直接付けてもOKです。
歯の鋭い魚を狙うのに最適です。
仕掛け作りの幅が広がる
今回紹介したTノットですが、上手く結べるようになるにはちょっと練習が必要です。
といってもPEラインとリーダーを結ぶFGノットの様なややこしい物ではありませんので、覚えるのにそんなに時間はかからないと思います。
マスターすれば色々な仕掛け作りに役立つと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。