前回がまかつのクワセマスターという針を紹介しましたが、この針の問題点は糸が付いていないので自分で糸を結ばなければいけないことです。
針に糸を結ぶには内掛け結びか外掛け結びを使う必要があります。
釣りの本などでこの2つの結び方を見たことがある方もいると思いますが、結び方自体はそれほど複雑ではありません。
ただし、小さい針になると難易度が跳ね上がります。
糸を押さえたり作った輪の中に糸を通したりするのがとにかく大変なんです。
そんな時に役に立つのが針結び器です。
今まで私は手で結んでいたため最近使い始めたばかりですが、想像以上に良かったので紹介したいと思います。
- 針に糸を結ぶのが苦手な人
- 針結び器に興味がある人
ついに針結び器を購入
針結び器自体はかつてナショナル(現パナソニック)が発売していたので、存在自体はかなり前から知っていました。
少なくとも20年以上前にはあったと記憶しています。
ただ説明書を読むと結び終えるまでの作業の手順が多く、
「これなら手で結んだ方が早くね?」
と思っていたので今まで手を出していませんでした。
現在ナショナルの針結び器は無くなりましたが、現在はハピソンやダイワから似たような仕組みの物が発売されています。
もし手で結んだ方がマシならとっくに市場から消えているはずなので、今でも売っているということはそれなりに評価されているのだろうと思い使ってみることにしました。
購入したのは細糸用
今回私が購入したのはハピソンの針結び器です。
その中でも6号以下のハリスに対応した細糸用の物を選びました。
3~14号のハリスに対応した太糸用もありますが、私の場合小物釣りがメインなので、そんな太いハリスを使うような大きい針を使う機会がほとんどありません。
パッケージの裏面に適合する主な針のサイズが書かれていますが、結構大きい針も使えます。
私の場合ここに書かれている針だとチヌなら4号、袖なら6号、丸セイゴなら13号くらいが上限です。
(袖の12号なんて売ってるの見たことないんですけど。)
使うハリスも1号前後がほとんどで、太くても3号くらいまでなので細糸用で十分ということになります。
中身がこんな感じで本体と収納袋が入っていました。
本体の裏面です。
グレーのカバーを外すと電池ケースがあります。
単4が2本必要です。
説明書も入っています。
使い方については右半分に書かれています。
ナショナルの針結び器もそうでしたが、説明書を見ると手で結ぶより面倒くさそうに見えるんですよね。
実際に結んでみた
本当に手で結ぶより楽なのかを検証するために実際に結んでみました。
使い方は説明書を見てもいいですが、Youtubeに公開されているハピソンの公式動画を見た方が分かりやすいと思います。
動画で使われている針結び器は私が購入したものとは別のモデルですが、使い方は同じです。
糸をセットする手順が購入した物の説明書と異なりますが、私が試したところ動画の方法でも問題なく結べました。
クワセマスター3号にフロロカーボンの0.8号を結んでみました。
針に巻き付ける回数は通常4~5回ですが、今回は結び目を分かりやすくするために7回にしてみました。
ご覧の通りキレイに結べています。
こういう小さい針を手で結ぶ場合、針と糸を押さえているのが大変なのですが、針結び器が結んでいる間針と糸を押さえてくれるので非常に楽です。
注意点
説明書に書かれている事以外で注意点があるとすれば、この針結び器は防水仕様ではありません。
また機構部分が露出しているので、砂やゴミなども入りやすそうな構造です。
そのため釣り場での使用はおすすめしません。
家で仕掛けを作る時に使うようにしましょう。
小さい針を多用する人に特におすすめ
20年以上前から興味のあった針結び器についに手を出すことになりましたが、想像以上に便利でもっと早く買っていれば良かったと思いました。
特に小さい針をよく使う方にはおすすめです。
釣り針は種類が豊富で糸付きが販売されていないものも多いので、そういった針にも手が出しやすくなるかもしれません。