自転車

【自転車】クロスバイクにビンディングペダル

以前ペダル交換の話をした時に少し触れましたが、私のミストラルにビンディングペダルが付いていた時期がありました。

結局フラットペダルに戻してしまいましたが、ビンディングペダルにしてみようと思った理由や実際に使ってみた感想についてお話ししたいと思います。

以前の私の様にクロスバイクにビンディングペダルを付けてみようと考えている方がいましたら参考にしてみてください。

ちなみに今回この記事を書くにあたり、一時的にビンディングペダルを取り付けてみました。

こんな人におすすめ
  • クロスバイクにビンディングペダルの取り付けを検討している人

なぜビンディングペダルにしようと思ったのか?

そもそもなぜビンディングペダルにしようと思ったのか?ですが、一時期速く走ることを追及してスプロケットなどのパーツを変えまくってた時期がありました。

ビンディングペダルに変えたのもその時期です。

結局クロスバイクをいくらいじってもロードバイクには敵わないと悟りましたが。

使用していたビンディングペダルとシューズ

ここでは私が購入したビンディングペダルとシューズについて、その特徴とそれを選んだ理由についてお話しします。

ビンディングペダル

私が使用したビンディングペダルはシマノのCLICK’R(クリッカー)と言われるSPDペダルです。

SPDペダルはMTB用のビンディングペダルですが、CLICK’Rは街乗りに重点を置いて作られたもので通常のSPDペダルより外れやすくなっています。

CLICK’Rは片面フラットの物など色々な種類がありますが、私が選んだのはPD-T400という両面がビンディングで反射板が付いているタイプです。

シューズ

シューズはSPDペダル専用の物でこちらもシマノ製です。

遠目に見たら普通のスニーカーの様に見えます。

色々なデザインがありましたが、どんな服でも合いそうな無難なデザインと色の物を選びました。

ビンディングペダルの良かった点と悪かった点

ビンディングペダルにして1年程色々な所を走ってみましたが、その間に感じた良かった点と悪かった点を紹介していきます。

長距離走行がラク

一般的にペダルは足の親指の付け根の部分で踏むとのが良い言われていますが、通常のフラットペダルだと漕いでいるうちに足のポジションがズレてしまいます。

ビンディングペダルなら足が適切なポジションでペダルに固定されるため、足のポジションの修正が必要ありません。

また、多くの方が力説しているようにビンディングペダルにするとペダル踏む力だけでなく、足を上げる力でもクランクを回すことが出来ます。

足のポジションの修正の必要が無い上に効率よくペダルも回せるので、長距離の走行では疲れにくく快適に走れます。

停車状態からのスタートがラク

信号待ちなどで停車する場合、ほとんどの人は右足にペダルを置き左足を地面に着ける形になると思います。

ビンディングペダルの場合、右足が常にペダルに付いているため停車状態からのスタートが非常に楽です。

立ちゴケのリスク

ビンディングペダルを使用している場合、立ちゴケと言われる停車時にビンディングが外れずに自転車ごとコケる現象に遭うことがあります。

これをやってしまうと痛いし、恥ずかしいし、コケ方が悪いと自転車のパーツが壊れる可能性もあります。

クロスバイクはもちろん、ロードバイクでもビンディングペダルの導入を躊躇されている方は多いと思いますが、一番の理由はこれだと思います。

私が使用していたCLICK’Rはビンディングペダルの中でも非常に外れやすく作られており、そのおかげもあって幸い一度も立ちゴケしたことはありませんでしたが、危なかった場面は何度かありました。

横から歩行者や車が出て来て急停止せざるを得ない場面がある住宅街などではちょっと怖いです。

履く物が限定される

通常のフラットペダルならゲタやハイヒールの様な特殊な形状でなければ、大体どんな履物でも使うことが出来ます。

しかしビンディングペダルにすると専用のシューズ以外の履物が使えなくなります。

普通の靴だと足がしっかりと置けないため、走り辛い上に危険です。

ビンディングペダル用のシューズは通常のシューズと違い、作っているメーカーも少なく選択肢も少ないです。

専用シューズが歩きにくい

自転車用のシューズはペダルをしっかり踏み込めるようにするためか、通常のスニーカーにくらべ底が固く歩きにくいです。

ロードバイクに使われるSPD-SLペダル用のシューズに比べれば全然マシですが、それでも通常のスニーカーに比べたら歩きにくいです。

しかも靴底にクリートと呼ばれるペダルに引っかける部品が付いているため、歩いていると靴底に小石が挟まった様な異物感とカチャカチャという異音が常に付き纏います。

特にタイルや大理石の様な固くてツルツルした所との相性が最悪で、うるさい上に滑りやすいので注意が必要です。

ビンディングペダルに向いている人と向いていない人

上で述べたビンディングペダルの良かった点と悪かった点を踏まえると向いているのは

  • 自転車に乗って走ることが目的になっておりとにかく長距離を走る
  • 停車が少ないサイクルロードや山道などをよく走る
  • 休憩時以外で自転車を降りて歩くことがあまりない

といった条件に当てはまる人だと思います。

逆にビンディングペダルに向いていないのは

  • 自転車はあくまで移動手段であり走ることが主目的ではない
  • 停車が多い人や車が多い市街地や住宅街をよく走る
  • 目的地に着いてから長距離を歩く、または長時間滞在する

といった条件に当てはまる人になります。

私の場合は長距離を走ることもありますが、どちらかと言えば後者になるためビンディングペダルを辞めてフラットペダルに戻すことになりました。

まとめ

今回は私のビンディングペダルの体験談をお話ししました。

ビンディングペダル導入に費用がかかりますが、誰でも違いがハッキリと分かり意外と面白いので興味がある人はぜひ試してみてください。

私の場合フラットペダルに戻してしまいましたが、今でも長距離を走る時はまたビンディングペダルにしようかなと思うこともあります。

ペダルは他のパーツと比べ簡単に交換出来るので、普段はフラットペダルで休日に長距離を走る時はビンディングペダルにするというのもアリだと思います。

最後にかつての私の様にクロスバイクにビンディングペダルを付けてみようと検討している方がいましたら、ペダルはシマノのCLICK’Rをおすすめします。

さらにペダルの固定力を最弱に設定しておけば一番の懸念事項である立ちゴケのリスクは最小限に抑えることが出来ます。

シューズについてはお好みでどうぞ。

下のPD-T421は私が購入した物とは異なりますが、片面がフラットのため普通の靴でも使うことが出来ます。

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