少し前に当ブログで1800円で購入したペン型の放射温度計を紹介したことがあります。
小さくオモチャの様な見た目ですが、温度も結構正確に測れるしコンパクトで場所を取らないので重宝していました。
その温度計ですが、最近私のミスで破損させてしまいました。
当初は同じものを再度購入しようと考えましたが、今回はシンワ測定の放射温度計を購入しました。
新たに購入した放射温度計
今回新たに購入した放射温度計はシンワ測定の73010という品番の放射温度計です。
この温度計を選んだ理由は
- 測定器では有名なシンワ測定製
- 使用する電池が入手が容易な単4電池
といったところです。
小売り希望価格は9800円ですが、Amazonや楽天などの通販では6000円弱の値段で購入出来ます。
このモデルはシンワ測定の放射温度計の中では中間ぐらいのグレードです。
もっと高価で高機能のモデルもありますが、私には必要無さそうなのでこれにしました。
仕様
パッケージ裏面に書かれている仕様です。
以前使っていた放射温度計は測定出来る温度の範囲が-30~275℃だったのに対し、こちらは-60~500℃まで測れます。
これが以前使っていたペン型の放射温度計との一番大きな違いです。
最小表示は-9.9~199.9℃の範囲では0.1℃ですが、それ以外(-10℃以下と200℃以上)は1℃になります。
測定精度については若干異なりますが、大きな違いは無さそうです。
本体&電池
パッケージを開封してみました。
入っているのは温度計本体と乾電池(単4×2)のみです。
付属の乾電池は最近では聞いたことが無い海外メーカーの物が入っていることも珍しくないのですが、これは東芝製の物でした。
グリップの部分に電池を入れるようになっています。
フタは手で開けられるので工具などは不要です。
部位の紹介
温度計の各部位の紹介です。
シンプルな構造なので紹介する物がほとんどありませんが。
銃の引き金のような物が測定スイッチです。
上位機種の場合液晶画面横に複数ボタンがあったりしますが、この温度計は操作する物がこれしかありません。
細かな設定が出来ない反面、シンプルで扱いやすいとも言えます。
正面から見た状態です。
2つ穴が空いていますが、上の大きい穴が測定窓です。
対象物から出ている赤外線をここで検知します。
下の穴はレーザー照射口です。
このようにレーザーポインタが照射されるのでどの辺の温度を測っているか分かりやすいです。
測定スイッチを押すと液晶画面が表示されます。
温度が2つ表示されていますが、上の大きい数字で書かれている温度が現在の温度で、下の小さい数字で書かれている温度が測定時間中に計測された最大温度です。
写真だと分かり辛いですが、液晶画面が表示されるときはオレンジ色のバックライトが点灯するので暗い所でも見やすくなっています。
画面の表示は測定スイッチを離してすぐに消えることはなく、15秒程すると自動で消灯します。
勝手に消えるので消し忘れの心配はありません。
まとめ
以上、簡単にですがシンワ測定の放射温度計のレビューでした。
値段が以前購入した物の3倍以上しましたが、サイズが大きくは持ち運びや保管が不便な点以外はこちらの方が勝っており高いだけのことはあるなと感じました。
ただしこれはあくまで温度計なので体温計としては使えないことと、防水仕様ではないため屋外で使用する時は注意が必要です。
またうっかりミスで壊してしまわないように気を付けたいと思います。