先月Twitterでお話ししましたが、スピニングリールの糸を巻き替えようとしたらスプールエッジに傷があるのを発見しました。
買い替えも検討しましたが、ネットで調べてみると自分で傷を修復したという方も多く見られたので、私もやってみようと思った次第です。
- 手持ちのスピニングリールのスプールエッジに傷が付き直したい人
リールと問題の症状
今回問題のあったリールはシマノのアルテグラ2500S(2012年モデル)です。
フロロカーボンの5~6ポンド(1.2~1.5号)を巻いてカサゴのルアーフィッシングなどに使っています。
現行のアルテグラはもちろん、上位機種のストラディックにも搭載されていないマグナムライトローターが搭載されているという中々凄いリールです。
当時のシマノが仕様と価格設定を間違えたとしか思えません。
これが凄すぎたせいで、2017年に発売された次のアルテグラは色んなYoutuberやブロガーから酷評されていたのを覚えています。
そのアルテグラなんですが、スプールエッジに小さな傷があるのを発見しました。
(写真の赤丸部分)
おそらくロッドを地面に置いたときに付いたのだと思います。
ボディの傷はそれほど気になりませんが、スプールエッジはラインが触れる所なので、これでラインに傷が付くような気がしてなりませんでした。
スプールを交換するのが一番いいのですが、10年前のリールなので替えスプールの入手は難しいです。
またスプール以外の部分は特に調子が悪い訳ではないので、リールそのものを買い替える気も起きませんでした。
スプールエッジの傷の修復作業
スプールエッジに傷が付くというのはそれほど珍しい現象ではないと思ったので、Googleで「スプールエッジ 傷」で検索してみたところ予想通り色々と出てきました。
やはりちょっとした傷ならなんとか直したいと考える人が多いようで、色々な修復方法がネット上にはありました。
一番多かったのは紙ヤスリによる修復
私がネットで調べた中で一番多かったのは、紙ヤスリを使ってスプールエッジを削っていく方法です。
粗さの異なる紙ヤスリを数種類用意し、最初は粗めの番手で削っていき徐々に細かい番手で削っていく方法です。
紙ヤスリは1枚100円程度で購入できますし、他に特別な工具も要りませんのでやっている人が多いのも納得です。
紙ヤスリが無いので砂消しゴムでやってみた
そういう訳で私も紙ヤスリで削ってみようと思ったのですが、家にあった紙ヤスリが120番と240番と400番という粗い物しかありませんでした。
こんな物で削ったら余計にスプールが傷だらけになってしまいます。
紙ヤスリを買いに行くのも面倒だし、何か代わりになるものはないかなと家の中を探し回った結果見つかったのがこの砂消しゴムです。
実はネットで修復方法を探した際、砂消しゴムを使って傷を直したという方がいたので私も真似してやってみることにしました。
使用した砂消しゴムはトンボ鉛筆の砂ラバー消しゴムという物で、砂消しゴムと通常の消しゴムが一体になっています。
写真の物は10年以上前に購入した物で、現在の物はケースのデザインが変わっています。
早速修復に取りかかりますが、やり方は非常に簡単で砂消しゴムでスプールエッジの傷がある個所を擦るだけです。
時々手でスプールエッジを触って確かめながら力を入れずに擦るのがコツです。
早く直したいからと言って力を入れてゴシゴシやるのはNGです。
上の写真が砂消しゴムで修復した後の写真です。
削った個所が丸わかりですが、手でスプールエッジを触ったときに引っかかるような感触は無くなりました。
これならラインに傷が付く心配は無さそうです。
もっとキレイに直したいなら
私は砂消しゴムでチャチャッとやってしまいましたが、本来なら多くの方がやっているように紙ヤスリを使った方がいいと思います。
まず800番くらいで削り始めていき、1000番、1200番、1500番と徐々に細かい物で削っていった方がキレイに仕上がります。
さらにその後コンパウンドで磨けばもっといいかもしれません。
見た目が気にならなければ案外簡単に直せる
今回初めてスプールエッジの傷を修復してみましたが、思った以上に簡単に出来ました。
どうしても削った個所が目立ってしまいますが、キズのエッジ感は無くすことが出来るので、とりあえずラインに傷が付くことは避けられるでしょう。
今の状態でも問題ないと思いますが、余裕があったら紙ヤスリとコンパウンドでもう少しキレイにしてみるつもりです。