寒くなってきて何を釣るにも厳しい季節になってきましたが、こんな時期でもよく釣れるのがカサゴです。
そんなカサゴ釣りの定番の仕掛けにブラクリがありますが、岩やブロックの隙間などを狙うので根掛かりによるロストは避けられません。
そのためたくさん用意しておく必要があるのですが、市販のブラクリは大体1個あたり100円程度の値段で売られているため結構な出費となります。
そこで、少しでも出費を抑えるためにブラクリを自作してみることにしました。
- ブラクリを自作したい人
用意する物
今回ブラクリの製作に使用した物の紹介です。
特に珍しい物は無いので、どこの釣具店でも入手出来ます。
オモリ
中通し式の丸型かナツメ型のオモリを使用します。
丸型の方が転がりやすく穴の奥に仕掛けが届きやすいとか、ナツメ型の方がすり抜けが良く根掛かりしにくいとか言われていますが、私には違いがよく分かりません。
重さについては狙う場所にもよりますが、2~5号でいいと思います。
今回は手元に丸型の4号が何個かあったためそれを使うことにしました。
針
市販のブラクリを見ると丸セイゴの11~13号が使われている物が多かったので、丸セイゴの11号と12号を使うことにしました。
丸セイゴ以外ならチヌ針やムツ針なんかもいいかもしれません。
撚り糸
市販のブラクリ仕掛けを見ると赤い撚り糸が使われています。
ハヤブサの撚り糸がそれと同じような感じだったので、今回はそれを使いました。
太さは太と中で迷った挙句太を選びましたが、結構固い糸なので中でも良かったかもしれません。
ビーズ
オモリが結び目の所で止まるようにビーズを使いました。
今回は夜光色を選びましたが、夜光色でなくてもいいと思います。
大きさは今回使用した3号がちょうどいい感じです。
楊枝
オモリを固定するために使用します。
作り方
作り方の紹介です。
特に難しい作業は無いので、1個あたり数分で作れます。
針を結ぶ
まず針に糸を結びます。
結び方は何でもいいと思いますが、今回は内掛け結びで結びました。
撚り糸はかなり固いので、しっかり締め込まないとスッポ抜けます。
心配なので念のため結び目をUVレジンで固めました。
チチワを結ぶ
針を結んだら撚り糸にチチワを作ります。
チチワの大きさは3cm程度、針の結び目とチチワの結び目の間隔は1cmにしました。
ビーズを通す
チチワにビーズを通します。
オモリを通す
ビーズを通したら今度はオモリを通します。
オモリを固定する
オモリを固定するために穴に楊枝を挿し込みます。
奥まで挿し込んだら奥まで挿し込んだら楊枝を折って完成のはずだったのですが、オモリの穴が広がって楊枝が簡単に抜けてしまうので結局UVレジンで固めました。
これで完成です。
ちなみにブラクリを作る際にオモリを赤やオレンジに着色する人もいますが、今回は面倒なのでその工程は省きました。
まとめ
ブラクリを6個ほど作って早速使ってみましたが、サイズは小さいもののちゃんとカサゴを釣ることが出来ました。
オモリに色が付いていないので見た目は良くないですが、使い勝手は市販品と遜色ありませんでした。
自作ブラクリはオモリや針を自分好みの物に出来ますし、1個当たりの材料費も市販品の半額以下になので、根掛かりが多いカサゴ釣りには非常におすすめです。
機会があったら違うタイプのブラクリも作ってみたいと思います。