今回はちょい投げ釣りの仕掛けの作り方についてのお話です。
少し前に書いた「ちょい投げ釣りスタートガイド」の記事では市販の仕掛けを薦めましたが、慣れてきたら自作にも挑戦してみたいところです。
自分で作れば針の種類や本数、仕掛けの長さまで自分の好みの物を作ることが出来ます。
- ちょい投げ釣りの仕掛けを自作してみたい人
50本連結仕掛けで作るのが一番簡単(たぶん)
この記事で紹介する仕掛けはシロギスをメインターゲットにした物になります。
私自身色々な方法で仕掛けを作ってきましたが、今回紹介する50本連結仕掛けを使った方法が一番簡単だと思います。
用意する物
仕掛け作りに必要な物の紹介です。
材料を揃えるのに費用が掛かりますが、一度買ってしまえばしばらく買わずに済むので安上がりです。
特にスナップ付きサルカンと自動ハリス止めは壊れなければ何回でも使えます。
50本連結仕掛け
今回の仕掛け作りの要です。
2000円近くしますがこれ1つで3本針の仕掛けなら16本、2本針の仕掛けなら25本作れます。
針の形や大きさなど色々種類があるので好きな物を選びましょう。
ちなみに私は「がまかつ・キススペシャル」や「ささめ針・アスリートキス」などを好んで使っています。
糸(フロロカーボン)
素材はフロロカーボンがおすすめです。
フロロカーボンは適度に硬さがあるため仕掛けが絡みにくいです。
また絡んで縮れてもピンと引っ張れば元に戻るのもいいところです。
太さはシロギス狙いなら2号くらいでいいと思います。
スナップ付きサルカン
天秤に取り付けるための金具です。
サイズは市販の仕掛けに付いている物と同じくらいの大きさでいいです。
使い終わった市販の仕掛けを捨てる時に取っておけば買わずに済みます。
自動ハリス止め
仕掛けを引っ掛けて止める物です。
1~2号の糸に適合している物を選びましょう。
作り方
上の絵は仕掛けの完成図です。
ここからは作り方を解説していきます。
①スナップ付きサルカンに糸を結ぶ
スナップ付きサルカンに糸を結びます。
結び方は何でもいいですが、ユニノットが簡単で失敗する確率も低いのでおすすめです。
②糸の反対側に自動ハリス止めを結ぶ
スナップ付きサルカンを結んだ糸の反対側に自動ハリス止めを結びます。
スナップ付きサルカンと自動ハリス止めの間隔は30~50cmくらいがいいです。
③50本連結仕掛けを引き出して切り取る
50本連結仕掛けを引き出して切り取ります。
針の本数はちょい投げなら2~3本でいいです。
④50連結仕掛けの幹糸を自動ハリス止めに引っ掛けて完成
切り取った50本連結仕掛けの幹糸を自動ハリス止めに引っ掛けて完成です。
出来上がった仕掛けは絡まないように仕掛け巻きに巻いておきましょう。
仕掛け巻きは以前紹介した「まるふじ・速攻仕掛巻」がおすすめです。
仕掛け作りのポイント
仕掛けは短く針の本数が少ない方が使いやすい
50本連結仕掛けを使えばたくさんの針が付いた仕掛けを作ることが可能です。
しかし、針の本数が増え仕掛けが長くなるとエサを付けるのに時間がかかる上、仕掛けが絡みやすくなるので非常に効率が悪くなります。
また針数が多いと根掛かりする確率も上がります。
そのため針の本数は2~3本にしておいた方が無難です。
針のサイズは1種類あればいい
50本連結仕掛けは針のサイズ違いで4~5種類くらいあります。
本来は魚のサイズに合わせて針のサイズを変えるのがいいのでしょうが、実際のところ1種類だけでも問題ありません。
同じ号数によって針の大きさが若干違いますが、個人的には6号がおすすめです。
これ1つで10cm以下の小物から20cm以上の大物まで狙えます。
ビーズなどの飾り物は不要
アピール力をアップさせるために針にビーズや夜光玉、ティンセルなどの飾り物を付ける人がいます。
また、50本連結仕掛けの中には最初からそれらの飾り物が最初から付いている物もあります。
これらの飾り物は潮が濁っている時や天気の悪い日、暗い時間帯などに有効と言われています。
しかし飾り物を付けるとクサフグなどの厄介な魚が釣れる確率が上がるので私は付けていません。
アピール力をアップしたい場合は付けるエサのサイズを大きくすれば十分です。
自作の仕掛けで釣れると楽しい
ここでは50本連結仕掛けを使った自作仕掛けについて話しました。
自分であれこれ考えて作った仕掛けで釣れると本当に楽しいです。
大して難しくなく数分で作れるのでぜひチャレンジしてみてください。