私が子供の頃はどこに行くにも自転車で、当然釣りも自転車で行っていました。
しかし、運転免許を取得し車を所有するようになってからは車で行くようになり、自転車で行くことはなくなりました。
そんな私が十数年ぶりに自転車で釣りに行ってみたのですが、当時気付かなかった事や新たに発見した事もあり結構楽しめました。
一匹も釣れませんでしたが。
- 自転車で釣りに行ってみたい人
十数年ぶりの自転車釣行
今回のメインターゲットはマブナです。
以前は私の家のすぐ近くの川にもマブナがおりよく釣っていたのですが、最近ではめっきり見かけなくなりました。
久しぶりにマブナを釣ってみたくなり、釣れる場所を探してみようと思った次第です。
釣り具の準備
まず釣りの道具を準備します。
今回の釣行の前に事前にサイクリングで色々な所を走り、良さそうな場所に目星を付けておきました。
その時に良さそうな幅の狭い水路をいくつか発見し、そこで釣ってみようと思ったので1.8mの短い延べ竿を用意しました。
上記の延べ竿に合わせ仕掛けを2セット作りました。
1つは立ちウキ仕掛けでもう1つはシモリウキの仕掛けです。
道糸は0.8号、ハリスは0.4号、針は袖の1号のシンプルな1本針の仕掛けです。
初めての場所で何が釣れるか分からないため、小さい魚でも掛かるように針は袖の1号にしました。
万が一に備え予備の仕掛け材料も用意しました。
バッグの中でグチャグチャにならないように、ジップロックに入れて一纏めにしました。
釣り用のバッグが無いので、普段使っているメッセンジャーバッグに入れました。
A4用紙が入るくらいのの大きさで、必要な荷物は余裕で収まりました。
自転車について
自転車についてはいつも乗っているジオスのミストラル(2018モデル)です。
釣りに行くために何かをいじったりとかは特にしていません。
普段乗っている物をそのまま使います。
実際に釣りをしてみた
準備が整ったのでいよいよ出発です。
40分ほど走り、家から10kmくらい離れた目的地付近に到着しました。
最初に目を付けたのが上の写真の水路ですが、浅い上に変化に乏しく狙う場所を絞り込みにくいので却下しました。
先程の水路を数百メートル上流に移動したところ、水路の地形が変わり良さげなポイントを発見したのでここで釣ることにしました。
ここで問題が発覚しました。
当初1.8mで行けると思ったのですが、釣り場で竿を伸ばしてみたら全然長さが足りないことが分かりました。
しかも水深が1m以上あるためほとんど手前しか狙えません。
ここで釣りをした限りでは3mくらいは欲しいと思いました。
とはいえ水深があればすぐ近くでも釣れる可能性は十分にあるので、とりあえずここで釣ることにしました。
エサは小物釣りの特攻エサの赤虫です。
当初練りエサも検討しましたが魚の居場所が分からないため、1ヶ所に留まらずに虫エサを使い移動しながら釣る方法を取りました。
私の場合、普段マブナを狙うときの虫エサはミミズですが、今回は仕掛けの針が小さいので赤虫にしました。
赤虫を購入したのは約20年ぶりです。
アタリが無いので少し移動し別の水路を狙ってみました。
上の写真の水路も幅は狭いですが、水深が1m近くあります。
すると何の魚か分かりませんが、小さいアタリを数回確認することが出来ました。
結局掛けることは出来ませんでしたが。
釣れなかったけど手応えはあった
午前中でこの日の釣りは終了しました。
残念ながら1匹も釣ることが出来ませんでした。
まだ乗っ込みのシーズンではないので、水路でマブナを釣るには少し早かったかもしれません。
しかしそれ以上に釣り場に合った道具の準備が出来なかったことが、今回一番反省するべき点だと思いました。
ただ悪いことばかりではありませんでした。
帰りに今回釣りをした水路に繋がっている貯水池で瀕死のマブナを発見しました。
この池はフェンスで囲まれているので釣りは出来なそうですが、ここにマブナがいるということは今回釣りをした水路にもいるということなので、それが分かっただけでも良かったと思います。
自転車で釣りに行って気付いたこと
車を持つようになってから自転車で釣りに行くことは無かったのですが、久しぶりに自転車で釣りに行き色々と面白いことに気付くことが出来ました。
自転車だからこそ行ける場所がある
今回釣りをした水路は車1台がやっと通れるレベルの狭い農道です。
車で通るのも大変ですが、それ以上に大変なのが駐車です。
車を停める場所が無いため、車で行くと迷惑駐車になってしまいます。
狭い道でも入っていけるのは自転車ならではの強みだと思いました。
川の小物釣りと自転車は相性がいい
自転車で釣りに行く場合、一番の問題点は荷物をたくさん持っていけないことです。
しかし川の小物釣りは大した荷物がないので、その欠点があまり気になりません。
必要な道具がメッセンジャーバッグやバックパックに余裕で収まります。
実はママチャリって優秀
クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車に乗りだすと、どうしてもママチャリを下に見てしまいがちです。
安いし重くてスピードも出ないので、そう思ってしまうのも仕方ありません。
しかし今回釣りに行き、実はママチャリって優秀じゃねって思いました。
特にカゴの存在が大きく、移動しながらの釣りではこれがあると無いとでは利便性が大分違います。
移動のたびにバッグに道具を出し入れするのは結構面倒です。
今回の釣行でクロスバイクにカゴを付けようかなって思ったくらいです。
釣りとサイクリングを同時に楽しめる
十数年ぶりの自転車釣行でしたが、1匹も釣れなかったものの想像以上に楽しめました。
釣りとサイクリングが同時に楽しめるので、今年はこれにハマりそうな予感がします。
何としてもマブナを釣りたいので、道具を見直して近日中に同じ場所で再チャレンジしたいと思います。