前回やっとの思いで完成したメタルジグを投げてみたら、常に同じ向きで沈んでしまうという問題点が見つかったことをお話ししました。
今回はその反省点を踏まえて改良型のジグを作ってみたのでそのお話をしたいと思います。
自分でメタルジグを作ってみたい人
原型を新しく作り直す
まず原型を新しく作り直しました。
前回作った自作ジグ1号は厚さ方向の重心位置が中心に無かったため、それが常に同じ向きで沈んでしまう原因となっていました。
そのため今回作る自作ジグ2号は完全なセンター重心にするため、ただの楕円形になりました。
シンプル過ぎて何か味気無いですが、良い形状が思いつかなかったのでこれでいくことにしました。
前回同様3Dプリンタで形を作り、直径0.8mmの針金で作ったアイを接着したら原型の完成です。
今回も8gと12gの2種類を作りました。
型を新しく作り直す
原型を作ったら、シリコン型を作っていきます。
作り方は1号の型を作った時と同じですが、今回は注ぎ口用の原型も作ってみました。
注ぎ口をカッターナイフで削って作るの大変だったので。
シリコン型も問題なく完成しました。
型の製作はこれで3回目になるのでだいぶ慣れてきました。
型の製作後、ジグのアイとなる部分をステンレスの針金で作りました。
形状は前作った物と同じです。
新しい型でジグを作り直す
型が完成したのでいよいよ鉛を溶かして流し込んでいきます。
今回もスキレットに入れた鉛をバーナーで溶かします。
型取りした物がこちらです。
今回は原型がそれほど粗くないので比較的キレイに仕上がりました。
表面にわずかに凹凸がありますが、ホログラムシールを貼ればいくらかごまかせるので問題ありません。
注ぎ口の跡はヤスリで削って形を整えました。
ホログラムシールを貼って塗装します。
今回はレッドだけでなく、ゴールドとブルーも作りました。
ゴールドとブルーについてはエアブラシを使い、シルバーの上にクリアイエローとクリアブルーを吹き付けて塗装しました。
これが塗装後の物です。
アイまで色がついてしまってますが、これはコーティング後に剥がします。
コーティングした物がこちらです。
出来上がった物を見てからホログラムのシールはもっと大きくすれば良かったと思いました。
後日色違いのバージョンも作ってみました。
こちらは全部同じ色で塗らずに、外側だけ蛍光ピンクや蛍光イエローを塗った物になります。
黄色とピンクはもう少し濃い目に塗った方が良かったかもしれません。
あと塗装後のクリアコートが厚すぎて気泡が入ってしまったため、少し曇った感じになってしまいました。
まとめ
前回の反省を踏まえては自作ジグ2号を作りましたが、何回も作ってきたこともあり最初の頃より要領良く作れるようになってきました。
作ったジグは風呂場で試しに泳がせてみましたが、今回作った物は正真正銘のセンター重心のため、ヒラヒラと沈むようになってます。
これを使って実際に釣ってみたいところですが、しばらく釣りに行けていない状態です。