釣り

【釣り】初心者のための釣りの始め方

前回の「小物釣りは多分最強の趣味」という記事で小物釣りの魅力について色々と話してみました。

「じゃあ実際に釣りを始めるにはどうしたらいいの?」

という方のために、今回は釣りの始め方についてのお話しです。

家族や友人に経験者がいればとっつきやすいのですが、周りにそういう人がいないという方もいると思いますので一人でも始められるように細かく手順を解説していきます。

こんな人におすすめ
  • 釣りをこれから始める人

釣り場と狙う魚を決める

まず最初にどこで何を釣るかを決めます。

これを決めないと後で紹介する釣り方も使う道具も決められないからです。

しかし釣りをやったことがない方は「いつ、どこで、何が釣れるか」なんて分からないと思いますので、まずそこから調べる必要があります。

何事も情報収集が大事です。

情報の集め方

釣りをする家族や友人がいればその人に聞くのが一番簡単ですが、いない場合は自力で調べる必要があります。

情報の集め方は色々ありますが、おすすめは地元の釣具店が発信している情報です。

有名な釣り場なら話は別ですが、マイナーな釣り場だと雑誌やネットで情報を見つけるのは難しいです。

その点地元の釣具店には地元の釣り人が多く集まりますし、釣具店の店員も釣りが好きな人が多いので地元の情報に詳しかったりします。

(ただし釣具店の店員でも釣りに興味がない人もいるので注意が必要です。)

また最近ではどの店もホームページがあるので、直近の釣り情報が載っていたりします。

釣り場が決まれば狙う魚がかなり絞れてきますので、その中から釣ってみたい魚を決めましょう。

逆に先に狙いたい魚を決めてから場所を決めてもOKです。

初めての釣り場のおすすめは?

釣り場の決め方は自由ですが、個人的には出来るだけ家から近いところがおすすめです。

出来るだけ多く釣り場に足を運び、出来るだけ長い時間仕掛けを水の中に入れることが上達への近道です。

そのため移動にかかる時間は短ければ短いほどいいです。

時間をかけて遠くに行くのはある程度釣りに慣れてからにした方がいいです。

釣り禁止の所もあるので注意

日本は海に囲まれていて川や池も無数にありますが、中には釣りが禁止されている所や立ち入り自体が禁止されている所もあります。

こういった事も釣りをやらない人は全く知らないと思いますので事前に調べておく必要があります。

釣り禁止の看板があれば分かりやすいのですが、看板が無くても禁止の所もあるので注意しましょう。

さらに注意するべき点は「釣りをしている人がいる=釣りOKの場所」とは限らないことです。

知ってか知らずか釣り禁止の場所で釣りをする人もいますので、人がいるかいないかで判断するのはやめましょう。

釣り禁止の場所については釣具店で知ることが出来ますし、名の知れた場所ならネットでも調べることが出来ます。

アクセス方法や駐車場も調べておこう

釣り場まで迷わず行けるようにアクセス方法も確認しておきましょう。

googleマップで事前に確認しておくことをおすすめします。

また車で釣りに行く場合は駐車場についても調べておきましょう。

間違えても路上や人の家の前などに車を停めないでください。

それが原因で釣り禁止になった例もあります。

釣り方を決める

場所と釣りたい魚が決まれば釣り方も決まってきます。

色々な釣り方がありますが、初心者には以下の釣り方がおすすめです。

ちょい投げ釣り

堤防や砂浜などからシロギスやハゼなどの底にいる魚を釣るのに適しています。

多くの魚は底付近にいることが多いので色々な魚が狙えます。

仕掛けを投げるのにコツがいるのが難点です。

ただし、釣り場で数分練習すれば誰でもできるようになるのでそれほど気にしなくていいです。

もう一つ難点を挙げるとすれば、エサのイソメが気持ち悪いという事くらいでしょうか。

私が最初に始めた釣りであり、好きな釣りの一つです。

ぶっこみ釣り

ちょい投げ釣りと同様にそこにいる魚を狙う釣りですが、ちょい投げ釣りよりも仕掛けがシンプルです。

釣り方も仕掛けを放り込んだら放置しておくだけと非常に簡単です。

川ならコイ、海ならクロダイなど大きい魚を狙うのにも向いています。

仕掛けを投げたらひたすら待つだけなのでちょっと退屈です。

あまりに退屈なので私の場合他の釣りと並行してやることが多いです。

サビキ釣り

サビキという擬餌針でアジやイワシなどの回遊魚を狙う釣りです。

自分のいる所に魚の群れが寄ってくれば一度にたくさん釣ることができます。

全くの初心者でも1日100匹以上釣ることだって可能です。

逆を言ってしまうと群れが来なければ絶対に釣れないので、かなり運に左右される釣りです。

(運が必要なのはどの釣りも一緒かもしれませんが。)

あとここで紹介している他の釣りに比べて用意する道具が多いのも難点です。

ウキ釣り(延べ竿)

名前の通りウキを使った釣りです。

リール竿を使ったウキ釣りもありますが、ここで紹介するのはリールを使わない延べ竿でのウキ釣りです。

仕掛けがシンプルな上にリールが要らないので、ここで紹介した釣りの中では最も低予算で出来ます。

川ならフナ、コイ、ウグイ、オイカワなどが狙え、海ならハゼ、ウミタナゴ、アジなどが狙えます。

仕掛けの長さが固定されているため、遠い所や深いところが狙えないのが欠点です。

またウキの動きを見て釣るので風や波が強い日は釣り辛いです。

釣り道具を選ぶ

釣り方を決めたら今度は道具を選んでいきます。

特定の釣り専用の道具まで話すと長くなってしまうので、今回は絶対必要な道具類とエサついて紹介します。

竿とリールを選ぶ

どの釣りでも必ず必要になるのが釣り竿とリールです。

(延べ竿の場合はリールは不要ですが。)

釣り竿は釣種によって色々な種類がありどれを選んだら良いか迷うところですが、最初に選ぶのはコンパクトロッド+小型スピニングリールがおすすめです。

特定の釣り用の竿に色々な面で負けますが、逆に色々な釣りに使えます。

またコンパクトロッドは小さく畳めるので、持ち運びがしやすいのもメリットです。

長さは2mくらいのものが使いやすいと思います。

慣れてきたら投げ竿や磯竿などの特定の釣り用の竿に手を出すのもいいです。

リールについては安い物でも構いませんが、メーカーはダイワかシマノがおすすめです。

ちょっとした釣りならストレスなく使えますし壊れにくいです。

釣りの後のメンテナンスをしっかりすれば長く使えます。

サイズはナイロンの3号が100~150mくらい巻けるものでOKです。

ダイワなら2000~2500番、シマノなら2500~3000番あたりがいいと思います。

リールのサイズで迷った場合、私なら大きい方を選びます。

大きいとその分重くなりますが、糸の巻取りが早くて仕掛けを素早く回収できるからです。

延べ竿の場合、釣り場に合わせて長さを選びましょう。

そしてこれは個人的な意見ですが、竿の長さが4mを超える場合、できればカーボン製の物をおすすめします。

グラスファイバー製の竿に比べて少し値段が高くなりますが、軽いので長時間持っていても疲れにくいからです。

素材の重さの差は2mくらいだとあまり感じませんが、4mくらいになるとかなり違ってきます。

釣具店で竿を伸ばした状態で持ち比べてみると違いが分かりやすいです。

仕掛けを選ぶ

仕掛けについては大体の場合パッケージに釣種や魚の名前や写真が載っているので、それを見て選べばいいです。

仕掛けは自作することも出来ますが、材料を揃えたり結び方を覚えたりと面倒なので市販品で十分です。

最近の市販の仕掛けは非常によく出来ているので、私も簡単に作れる仕掛け以外は自作しなくなりました。

種類が多いので迷うと思いますが、値段や見た目で気に入った物を選べばいいと思います。

仕掛けは根掛かりしたり絡んだりして使えなくなることもあるので、予備を含めて3個くらいは買っておいた方がいいです。

延べ竿用の仕掛けもあります。

竿先に糸を結ぶだけです。

仕掛けが長すぎる場合は、竿の長さに合わせて道糸をカットしましょう。

どの釣りをやろうか迷う場合は、仕掛けを数種類用意すればOKです。

というかむしろそうすることをおすすめします。

複数の仕掛けを持っていれば狙う魚を途中で変更することが出来るからです。

例えば堤防でちょい投げでシロギスを狙っているときにイワシの群れが来た、なんてケースは実際よくあります。

そんな時にサビキ仕掛けを持っていればサビキ釣りでイワシを釣ることも出来ます。

ただし、初めのうちは2本以上の釣り竿を同時に扱うのはおすすめしません。

竿数が多いと準備に時間がかかったり、仕掛けが絡むなどのトラブルが頻発するなどしてかえって効率が悪くなるからです。

ベテランの中には一度に何本も竿を出して数種類の釣りを同時にする人もいますが、初心者は釣り竿は1本で1つの釣りに集中した方が良い結果が出せると思います。

その他持っておきたい道具

ここで上げる道具はほぼすべての釣りで必ず使うことになります。

釣り専用に作られたものの方が使いやすいですが、100円ショップで売っている物でも代用できます。

クーラーボックス

釣った魚を持ち帰って食べる場合に必要です。

ダイワ・クールラインα」のような釣り専用の物の方が使いやすいですが、冷やすだけなら高価なものでなくても問題ありません。

夏場は冷たい飲み物を入れておくことも出来ます。

エサ箱

エサを入れておくのに使います。

以前紹介した「ダイワ・エサ箱ベイト360T」が使いやすいのでおすすめです。

使い勝手は悪くなりますが、100円ショップなどで売っているタッパーなどでもいいです。

道具箱

釣り道具は細かい物が多いので、道具箱に入れて一纏めにしておくといいです。

100円ショップなどで売っている収納ケースでも十分です。

水汲みバケツ

手や道具を洗ったり、釣った魚を生かしておく場合などにバケツがあると便利です。

足場の高いところから水が汲めるロープ付きの物がおすすめです。

針外し

魚が針を飲み込んでしまった時、針を外すのに使います。

サイズ違いを2~3個持っていると、魚の大きさに合わせて使い分けることが出来ます。

ハサミ

仕掛けを作る時糸を切るのに使います。

細かい作業なのでなるべく小さ物の方がいいです。

海で使う場合は錆びやすいので、ステンレス製の物にしましょう。

予算があればフィッシングプライヤーという物がおすすめです。

これ1つでハサミ、プライヤー、針外し、ガン玉外しと色々な作業が出来ます。

エサを選ぶ

狙う魚によって使うエサは大体決まっています。

ちょい投げ釣りならイソメ、サビキ釣りならアミエビといった感じです。

地域によって釣れるエサに違いがあることもあるので、釣具店などで聞いてみるといいと思います。

また、最近では長期保存ができるエサや人口エサなど選択肢も増えました。

しかし、生エサや活きエサの方が良く釣れるのでなるべくそれらを使うことをおすすめします。

あとは実践あるのみ!

この記事に書かれたことを実践すれば、初心者でも釣りを始めることが出来ます。

月に数回に釣りに行くだけの私がこんなことを言うのもなんですが、釣りの腕前は釣りをしている時間にほぼ比例すると思っていいです。

実際に釣りをしてみれば新たな発見や課題が次々に見つかります。

なのであれこれ考えている暇があったらどんどん釣りに行きましょう。

今回紹介しきれなかった各釣法の詳しいやり方や特定の魚の釣り方については、このブログで随時紹介していきたいと思います。

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