大分前になりますが、当ブログで過去にマルキューのいもグルテンを紹介したことがあります。
いもグルテンは本来ヘラブナ用のエサですが、コイ科の魚なら大抵釣れますし入手も容易なので個人的にはおすすめのエサです。
しかし最近気になっていたエサがあり、それが今回紹介するマルキューのタナゴグルテンです。
このタナゴグルテンですが、Youtubeで川の小物釣りの動画を公開している人達がこれを使ってタナゴやフナをバンバン釣っているのをよく見るので、自分も真似して使ってみることにしました。
- 川や池でフナなどの小物を釣りたい人
- タナゴグルテンに興味がある人
はじめてタナゴグルテンを購入してみた
タナゴグルテンは名前の通りタナゴ用に作られた練りエサです。
発売は2015年なので比較的新しいエサです。
私は釣具屋にはよく足を運びますが、基本的に海釣りが中心で川釣り用品のコーナーはあまりよく見ていなかったため、つい最近までこのエサの存在自体知りませんでした。
値段が550円程度なので、いもグルテンと比べるちょっと割高です。
ただ1回当たりの使用量は少なそうなので、この1ボトルでかなりの回数の釣行が出来そうです。
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ちなみにタナゴグルテンには競技用という物もあります。
こちらは使ったことがありませんが、パッケージを見ると通常の物よりバラけやすく集魚効果が高いみたいです。
その代わりエサ持ちは悪そうです。
実際に使って釣ってみた
タナゴグルテンの概要についてお話ししましたが、重要なのは釣れるかどうかです。
こればかりは実際に使ってみないと分からないということで、早速近くの池で使ってみることにしました。
狙いはタナゴ、フナ、モツゴ(クチボソ)などです。
仕掛け
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小さい池で遠くを狙う必要が無いので、竿は120cmのグラス製の延べ竿を使用しました。
仕掛けはオーナーのタナゴ用仕掛けです。
竿先に結ぶだけなので準備も簡単です。
エサと付け方
![](https://hanotaka.com/wp-content/uploads/2022/09/4983c614e1ec53812df31be321d25ca5.jpg)
仕掛けの用意が出来たら次はエサの準備です。
タナゴグルテンと水を1:1の割合で混ぜます。
練りエサを作る時に面倒なのがエサと水の軽量ですが、タナゴグルテンは容器の中にスプーンが入っているのでそれを使えば簡単です。
![](https://hanotaka.com/wp-content/uploads/2022/09/de30fafd146ffa67ca7e503426ed1659.jpg)
水を混ぜて練り合わせれば出来上がりです。
作るエサの量ですが、スプーン1杯分でも数時間釣りが出来るので一度にたくさん作らない方がいいです。
ちなみに私が使っている写真のエサ箱はダイワのエサ箱ベイト360Tというものですが、今回の場合エサの量が少ないので、次に来るときはもっと小さい容器にしようと思いました。
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エサは針先に小さく付けます。
写真はエサ付けに失敗してエサがかなり大きくなってしまいましたが、釣り始めは魚を寄せるために少し大きめに付けるのもアリだと思います。
釣果
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仕掛けとエサの準備が出来たので釣り開始です。
エサが底から数㎝上に来るようにウキ下を調整しました。
オーナーのタナゴ用の仕掛けは今回初めて使いましたが、ピンクのウキが小さい割に見やすくていい感じです。
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エサを投入し始めて10分くらいでアタリが出始めました。
最初に釣れたのは小さいフナ(マブナ?)でした。
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しばらくしたらモツゴ(クチボソ)も釣れ始めました。
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ウキが勢いよく引き込まれたので引き上げてみたらなんとカメが釣れました。
ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)は過去に何回か釣っているのでまたかと思いましたが、頭に赤い模様が無いのでどうやらクサガメみたいです。
2時間ほどやってみましたが、フナやモツゴが十数匹釣れました。
タナゴが釣れなかったのは残念ですが。
いもグルテンとの比較
今回使ったタナゴグルテンですが、普段使っているいもグルテンと比較すると以下のような感じです。
粒子が細かく針に小さく付けやすい
いもグルテンに限らずヘラブナ用のエサは粒子が粗いので、針に小さく付けるのは割と難しかったりします。
しかしタナゴグルテンは粒子が細かいので小さく針に付けやすいです。
バラけにくく針先にグルテン繊維が残りやすい
パッケージにも書かれている通りタナゴグルテンはグルテン量が多めに配合されています。
そのためいもグルテンより粘りがあり針持ちもいいです。
またエサがバラケてもグルテンの繊維が針先に残るので、多少流れがある所でも使えそうです。
かすかにニンニクのニオイがする
エサがバラけにくいと魚が寄りにくいという欠点がありますが、タナゴグルテンは結構魚も寄って来ます。
おそらくパッケージに書かれているニンニク成分によるものと思われます。
ニオイは食用のガーリックパウダーのような感じです。
かすかにニンニクのニオイがするといった感じで、さなぎ粉のような「臭っ!」ってなるようなニオイではありません。
まとめ
初めてタナゴグルテンをつかってみましたが、寄せと食わせのバランスが良くて使いやすいエサだと思いました。
量も少なめで使い切りやすいので、小ブナなどの小さい魚をメインで狙うなら正直いもグルテンより良いかもしれません。
エサの投入頻度や釣れ具合にもよると思いますが、今回の釣行では付属のスプーン1杯分で2時くらいは釣りが楽しめした。